日本語教師に必要なスキルシリーズ、今回は「整理力」です。
片付けが苦手でも生徒にはバレないんじゃ・・・と思った片付けが苦手な皆さん。実は生徒に気づかれるシーンは多いんですよ。
また、教師にとって整理力をつけることのメリットはたくさんあります!
整理整頓が出来る人は、仕事も効率よくとってもスピーディです。
整理力をつける方法もご紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。
「整理力」とは?
定義
整理とは「乱れた状態にあるものをかたづけて、秩序を整えること」を指します。また、もうひとつの意味として「不必要なものを取り除くこと」という意味もありました。
よく「整理整頓」と一緒に使われる「整理」と「整頓」には違いがあるのを知っていましたか?
- 整理:「いる・いらない」の分別と「不要なものを捨てる」こと
- 整頓:きちんと片付け、整うこと
いるものといらないものを分け、捨てるだけで「整理力」は手に入ります!
と言っても、これがなかなか難しいんですよね・・・。
記事の後半で、整理力の付け方もご紹介していきます!
「整理力がある」ことのメリット
では、整理力があるとどんな良いことがあるのでしょうか?
整理力のない人の口グセから探ってみたいと思います。
整理できない女子①
整理できない女子②
整理できない女子③
整理力をつけることが出来れば、①のように常に物を探すことがなくなり、仕事のスピードがアップします。
また、②のように部屋が散らかっていると気分もよくありません。物を減らしてリフレッシュすることで、毎日の生活を快適にすることが出来ますよ。
他にも、③のように「決められない」「行動力がない」のも整理力がない人の特徴です。
整理力をつけて、判断力・行動力もアップさせましょう!
日本語教師における「整理力」
日本語教師の「整理力」が必要な場面
では、日本語教師にとって必要な場面を考えてみましょう。
- 日本語を教える教室の管理
- 職員室などのデスク周り
- 「日本人」の代表として見られる場合も
日本語教師の働き方によっても変わってきますが、自分の教室や机がある場合があります。
生徒が学ぶ教室で乱雑に資料や教材が置かれている、ポスターなどの掲示物は古いものが貼られたまま・・・となると生徒の授業に対するモチベーションも上がりません。
また、海外で働く場合には「日本人なのに」と思われてしまうケースも。
公共交通機関や道路が綺麗なことで有名な日本。
「当然、自分の身の回りの整理はできるだろう」と、もしかすると周りの期待値が高い場合もあります。
最低限の整理力は身につけ、日本人として恥ずかしくない振る舞いをしたいものですね。
「整理力」の育て方
整理力を育てるには、色んな方法があります。
- 場所別に物の個数を制限する
- 整理をする日時・制限時間を決める
- 「1ヶ所だけ」など小さく始める
まずは、「いる・いらない」の判別から始めてみましょう。
そこで初心者が最初に苦しむのが「全部いるような気がする」という思考です。
その気持ちを断ち切るために大切なのが個数を制限すること。
普段、ペン立てに同じようなペンが3~5本入っていたりしませんか?
「同じ色は2本まで」など、自分のルールを決めて少しずつ処分していきましょう。
続いて大切なことは「継続」です。
物の入れ替わりが激しい教室やデスク周りの整理は、定期的に行う必要があります。
そこで「毎週1回15分」など、カレンダーや手帳に書いておくのをオススメします。
最初は忘れがちな整理日も、習慣化してくると「やらない方がモヤモヤする」なんて気持ちになってくるものですよ。
そして最後は、あまり一斉に長時間かけて行わないこと。
「こまめに・小さい範囲を・少しずつ」がキーワードです。
毎日、自分の机を綺麗にしてから寝られるようになったら、次は机とダイニングテーブルを。
その次は、机・テーブル・キッチン周りなどと徐々に範囲を広げていけば、無理なく継続することができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
日本語教師にとっても、意外と重要な「整理力」。
今のうちにしっかりと見につけて、日本語教師になったときには自然と整理できる人になっておきたいですね。
物を減らすだけでも、物を探したり整理をする時間もぐっと減っていきます。
是非、今日から5分でも始めて見てくださいね。