日本語教師の資格を取得した先に、誰もが待ち受けているのは「就職活動」。
でも、海外で就職を考えている人には海外生活や学校の様子など様々な不安があるかもしれません。
そこで、海外インターンという手があるのをご存知でしょうか?
一般の求人サイトや留学サイトでインターン先を探すのも良いですが、「養成スクールで学んで、インターンも出来れば効率的では!?」と思い情報を集めてみました。
この記事では、最近注目している4つのスクールのインターン情報を調べてみましたよ。
目次
取り上げる養成スクールについて
「アークアカデミー」「アルファ国際学院」
「資格の大原」「東京中央日本語学院(TCJ)」
この記事では、上記4つのスクールについて調査しています。
以前の記事でも書いた通り、私は以下の点でこれらのスクールに注目しています。
- 東京に校舎がある
- 420時間通学講座がある
- 通信講座がある(文化庁届出受理講座)
自分にあったスクールで養成講座を受け、資格取得後はインターンシップに参加。そうすれば、効率的に就職先を見つけることができるのではないでしょうか。
「海外インターンシップに強い養成スクールは?」という視点で、各校の情報をまとめてみました!
海外インターンに強いスクールは?
「海外インターン」の情報を調べてみると、各スクールで結果は全く違いました。
順に4つのスクールのインターン情報を見ていきましょう!
資格の大原:海外インターン情報なし
WEB講座や就職に定評のある「資格の大原」ですが、海外インターンについては、残念ながらあまり有力な情報を得られませんでした。
以下は、資格の大原の日本語教育に関する講座の一覧です。
- 420時間総合コース
- 420時間総合コース《検定対策パック》
- 実践力養成コース
- 検定直前対策コース
- 「介護の日本語」教師養成コース
「介護の日本語」教師養成コースは、2019年6月開講のようですが、こちらもインターンとは特に関係がないよう。
国内での就職を考えられている方には、ネームバリューもありオススメなスクールかもしれません。
アルファ国際学院:「海外実習プラン」のみ
日本語養成スクールでは珍しい「単位取得制」や国外の提携校も多い「アルファ国際学院」。
こちらも海外インターン情報は見当たらず。
「海外実習プラン」では、以下の国で学ぶことが可能です。
- 英国(アルファロンドン校)
- タイ(タイ国立タマサート大学)
- ネパール(アルファネパール校)
- ベトナム(国立土木大学(ハノイ))
- パラグアイ(日本パラグアイ学院)
ただし、このプランは有給のインターンとは異なり、受講料を払って実習をするものです。
スクールによれば「1~3か月くらい教えながら海外の文化を知りたい」という方に、オススメのプランとのことでした。
アークアカデミー:「就職支援室」に情報あり
授業の質やリーズナブルな価格設定が魅力の「アークアカデミー」。
アークでは、生徒の求人サポートを「就職支援室」で行っています。豊富な求人情報の提供や無料個別相談、セミナー・イベントが充実しているようですね。
WEBサイトでもこちらに求人情報が掲載されており、そこで海外インターンを調べることが可能です。
ただし、全ての求人をチェックしたわけではないですが、報酬なし・渡航費は自己負担という記載がある求人も。
インターンを検討される際は、給与・報酬面の記載も要チェックですね!
東京中央日本語学院(TCJ):海外インターン情報あり!
「なかなか海外インターン情報が見つからない・・・」と思っていたら、最後に有力な情報を発見。
東京中央日本語学院では、海外インターン情報が詳しく掲載されていました。
その一部を掲載させて頂きますね。
インターンを決めたきっかけ
養成講座修了後、日本語教師をめざし日本で就職活動をしていましたが、仕事を始める前に海外での経験をしてみたいと思っていました。
ただ、いきなり長期間行くのは不安もあったため、短期のプログラムがないかと相談をしました。TCJのスタッフが実際に行ったことがある学校というのも安心材料になりました。
インターン先での生活
現地の先生のお宅にホームステイをさせてもらいながらのインターンだったので、生活の全てをサポートしていただきました。
日本語を話せる先生だったので、安心して生活することができ、学校でも、その学校での教え方などを日本語で教えていただきました。
また、TCJと電話をつないでいただき、不安なことや困っていることなどがないかを聞いていただけたので、とても心強かったです。
インターン先(大学・語学学校)について
ベトナムに行く前の私は現地に降り立つまで不安だらけ、でも今の自分を1歩先に進めたい、そんな気持ちでした。(中略)また今回、私はあえて大学を選びました。
日本語教師としては語学学校の方が実践的かもしれませんが、大学を通した教育事情や社会事情を知りたかったからです。それぞれの良さと目的を考えながらインターンの場を選んでください。
養成スクールで海外インターンのプログラムを利用することは、効率的なだけではなく、現地での安心感も魅力的なようです。
また、海外インターンと言っても、受け入れ先は様々。「将来自分がどんな機関で働きたいのか?」そんなところも考えながら、インターン先を探してみるのも良いかもしれませんね。