前回、受験者や独学の合格可能性を書いた「日本語教育能力検定試験」についてです。
あれから「私ももう一度受け直してみようかな?」と考え、調べてみたのでシェアしたいと思います。
主な内容は公式HPから抜粋した基本情報や過去問、そして自身が試験勉強を始めた頃の話です。
いざ試験準備!と自分で始めてみても、初めは何もわからなかったんですよね。
そんな方のために、「自分が勉強前に戻れるなら知っておきたかった!」という情報をまとめました。
試験概要を簡単に
申込をする前に、自分が受験可能か(難易度・費用・場所など)をチェックするためのまとめです。
試験の内容・費用など
こちらは令和元年度の試験概要です。
- 出願期間:6月24日(月)から8月13日(月)まで
- 試験日 :10月27日(日)
- 受験料 :10,800円
- 合否の発送:12月20日(金)
今年の受験を考えられていた人は、残念ながら今回は間に合いません。
毎年、申込は試験の2ヶ月以上前に終了してしまいます。
申込忘れのないようスケジュールを確認しておきましょう♪
試験回数・場所や時間は?
実施会場も少ないため、場所や時間も要チェックです。
- 試験地 :札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
- 試験時間:10月27日(日)9:00~16:40
場所は全国7ヶ所です。案外少ないですね・・・。
年に1度しかない試験なので一発合格を目指したいところ。気が引き締まります。
また、お仕事をされている人は丸一日休みが取れるかも併せて確認しておきましょう。
試験は朝から夕方までと長丁場です。
私は当時、運良く土日休みのお仕事でしたが、受験当日の夜はぐったりでした。
試験の中身をチェック!
出題範囲と傾向
試験が受けられそうなことが判明し、あとは申込して勉強しよう!となったときに
私はまず、出題範囲をチェックしました。
参考URL:http://www.jees.or.jp/jltct/
実施要項には3ページに渡り、出題範囲・内容が記載されています。
これを見た最初の感想は
「どうしよう。何を書いてるのか、さっぱりわからない」でした笑。
「範囲が広すぎる!」「”基礎項目”ってなんだ!」
これだけに絞って勉強すればいいのかな・・・?
色々調べてみるも、結局わけわからず・・・。
そこで、視点を変えてみたんですよね。
「他の試験だったら、合格するために何から始めるか?」
私の場合は、大学受験やTOEICなどの受験経験があったのでそれを参考にしました。
みなさんならまず、何から勉強しますか?
有名な参考書?基礎からじっくり?色んな方法があると思います。
私は、いきなり過去問派です。
そこで過去にこの試験を受験された方のブログなども拝見してみることに。すると過去問作戦は、この試験でも良い策だそう。ただ、勉強方法はそれぞれ合う合わないがあると思います。
気になる方は参考までに最後まで読んでみて下さい。
それでは過去問へ・・・の前に。
いくら過去問派とはいえ、私も配点は気になるところでした。
試験は3つのパートに分かれています。
- 試験Ⅰ(100点):マーク式
- 試験Ⅱ(40点) :マーク式(聴解)
- 試験Ⅲ(100点):マーク&記述式
ここで配点も多く、簡単そう?(マークシート、と書いていたので笑)な試験Ⅰから見ていくことにしました。
実際の問題にトライ!
【 】内に示した観点から見て、他と性質の異なるものを次の中から一つ選べ。
【「~によって」の用法】
1. 閣僚の行き過ぎた言動によって条約提携が見送られた。
2. 彼女は協会によって贈られた賞を辞退した。
3. この制度の見直しに関する議案が委員会によって議論された。
4. 事故調査委員会によって事件の経緯が説明された。
5. 与党によって提出された案を野党が受け入れた。
正解は1です。
このように過去問を実際にやってみると、以下がわかります。
- 参考書と試験の関連付け
- 【○○】と出題範囲が書いていて、学習しやすい
- 自分の得意・苦手がわかる!
私にとって一番大きかったのは「参考書と試験の関連付け」ですね。
過去問活用派の私も、初めは参考書の1ページ目からやってみたんですよ。
結論から言えば、参考書から始める学習は難しいです。
頭に入らない。やる気が出ない。学習がどれくらい点数につながるかもわからない。
しかし、過去問→参考書の順でやると、全てがスッキリしました。
「過去問で一度やっている」というだけで「なんとなく、知ってる!」「これができれば○点分!」などモチベーションにつながったんです。
この学習に慣れると、過去問からの逆引きが楽しくなります。
また、数年分過去問をすることで出題傾向や自分の知識の偏りも自然にわかるので試験対策が立てやすい&効率アップで一石二鳥ですよ!
まとめ
いかかでしたか?
この方法なら始められそう!と感じた方は是非チャレンジしてみて下さい♪
まずは「全範囲の内容が書いてある参考書&過去問数年分をゲット」ですね。
また過去問紹介でも書いたとおり、過去問を「解きながら理解していく」がベストだと思います。
出題項目を見ても範囲は広すぎますし、試験にも全範囲は出ません。
わかるところから少しずつ始めて見ましょう!
機会があれば試験Ⅰからパート別に過去問を分析してみようかな?
皆さんも楽しく勉強してみて下さいね。