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日本語教師の働き方 ~オンラインレッスンとは~

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日本語教師の働き方 ~オンラインレッスンとは~

「日本語教師になる!」と日々、勉強されている皆さん。また「これから日本語教師目指してみようかな」と検討中の皆さん。

資格を取ったあとは、どのように働いていこうか考えたことはありますか?

国内であれば企業・学校で働く(常勤または非常勤)人、日本語教師を目指す人向けにスクールで働くひともいます。海外では、同じく学校で働いたり、短期・長期でボランティアの募集もありますね。

そして今、オンラインの日本語教師に注目が集まっているようです。
自宅にいながら日本語教師が出来る時代になったようですね。

ただ、まだ新しい働き方が始まったばかり。応募から採用までの流れは?資格はいるの?など色んな疑問を解決していきたいと思います。

オンラインレッスンの日本語教師って?

仕事内容・働き方

皆さんは「英会話のオンラインレッスン」を受けたことがありますか?

日本語教師も仕組みは同じです。

「日本語教師」「オンラインレッスン」と検索すると、日本語講師やインストラクターという名前で求人が出ていることがあります。日本で英会話のオンラインレッスンが広がっているように、海外の方もオンラインレッスンの需要が出てきているようです。

様々なオンラインスクールがありますが、基本的な応募方法も特別なことはありません。
申込フォームより書類を提出、2、3次面接をクリアして採用となるところが多いようです。

面接はオンラインで行うところも多数ありますね。

必要な資格は?

日本語教師としての必要資格としては、以下の3つです。

  • 日本語教師養成講座420時間コース修了者
  • 日本語教育検定試験合格者
  • 大学日本語教育課程、主・副専攻修了者

このいずれかに該当することに加え、次の資格や経験が必要な場合があります。

  • 【指導力】学習塾や家庭教師などの講師歴 ○年以上
  • 【語学力】海外滞在歴/海外での勤務経験 ○年以上
  • 【語学力】TOEIC○点以上/英検○級以上

語学力が必要な理由としては、オンラインレッスンの場合、回線の突然の不具合やレッスンの詳細の説明をする必要があるということ。また、生徒は日頃から日本語を学んでいる人ばかりではなく、ほとんど日本語を話せない学習者も多いからです。英語力については各スクールによっても異なりますが、最低限、日常会話はできる必要がありそうです。

また語学力に加え、教える資格・経験があると良いのが特徴です。オンラインは基本的にはマンツーマンレッスンのため家庭教師などの経験でもOKなようですね。

オンライン講師のメリット・デメリット

メリット

  • 在宅勤務が可能
  • 夜間など空いた時間で働ける
  • 様々な生徒と関わることができる

一番のメリットは「自宅で働ける」という点ですね。また生徒が海外在住の場合、時差の関係から働く時間の幅が広いということも魅力です。例えば、時差3時間のニュージーランドの場合、日本の朝7時が向こうの10時なので朝活のイメージで収入を得ることも可能です。

また学校では半年~数年は同じ生徒を教えることがほとんどですが、オンラインの場合は日々生徒が変わることが多いです。様々な国や年齢層の生徒たちと関わることができるのが特徴ですね。

デメリット

  • 収入は学校・企業より少ない
  • 集団授業ができない
  • パソコン操作・インターネット環境が必要

一方で、やはり収入の面では常勤の日本語教師などには敵わないのは一般的です。現在働いている方も、非常勤講師で働きながら空いた時間に利用する人も多くオンラインだけで生計を立てるのは難しそうです。

またマンツーマン授業のため、生徒と深く関わることが出来るのは良いですが、集団授業の力を身につけることは出来ません。「せっかくスクールで指導力をつけたのに発揮出来る場がない・・・」という方には不向きかもしれませんね。

基本的なパソコン操作やインターネット環境も必須です。スカイプやzoomというものを使うのが一般的ですが、名前も聞いたことないという方は、そこからスタートしなくてはいけません。

まとめ

いかがでしたか?今は日本語教師という一つの資格でも色んな働き方があるんですね。

個人的には、自分が学生だったらアルバイトでやってみるのも楽しそうだなと感じました。海外滞在歴などの条件が厳しいと難しいかもしれませんが・・・。

また女性の方であれば、お子さんが小さい時期だけでもトライしてみるのも良いですね。以前、フィリピンの方にオンラインで英語を習っていたとき、よく画面に映るお子さんたちがかわいくて仕方なかったです。

もちろん働く手段としての日本語教師もひとつですが、気軽な国際交流と捉えてみるのも良いかもしれません。