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日本語教師養成講座の学校選びのポイント①

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日本語教師養成講座の学校選びのポイント①

2022年に入り、ようやくコロナ感染者も減少し日本の入国制限も少しづつ緩和されてきました。
入国制限の緩和により、現地で待機中であった留学生も徐々に入国ができるようになり、求人もここ最近増加傾向です。

長引くコロナ禍で将来の選択肢を考え始めた方も多いことでしょう。
・週4日勤務が導入され、時間に余裕ができた。将来的にはWワークで収入を得たい。
・リモートワークが続いているため、時間を活用して資格を取得したい。
・在宅で働ける仕事を見つけたい。

また、セカンドキャリアとして、子育てが落ち着いたから無理なく働ける仕事を見つけたい といった方も多いのではないでしょうか。

数はそこまで多くないですが、様々な特徴をもった養成講座スクールがあるので、こちらの記事では学校選びのポイントになりそうな部分を紹介いたします。

学校選び、どこを見れば良い?

「文化庁届出受理講座」かどうか

法務省告示の日本語教育機関で勤務を希望する場合、文化庁届出受理の420時間講座を修了していることという条件が挙げられます(他にも日本語教育能力検定試験の合格または大学・大学院の日本語教育専攻という条件があり、いずれか一つ以上を取得することが必須)。

ボランティアで教えたいといったご希望があるのであれば、文化庁届出受理講座でない講座を受講されても問題はないですが、
将来日本語学校で働きたいといったご希望や可能性がある場合は、文化庁届出受理講座のスクールを修了しておくことをお勧めします。

420時間という数字だけ聞くと大変さを感じやすいですが、今は多くのスクールが「eラーニングコース」や「実技授業もご自宅からのオンライン受講可」という受講形態を取っているので、ご自身のライフスタイルに応じて受講できることが多いです。

費用が安価な講座だと文化庁届出受理講座でない場合もあるため、要注意です。

受講中のサービスはどのようなものがあるか?

実際に受講を検討始めると現実的に気になるのが費用問題。養成講座の相場は約50~60万円です。
検討時期によっては様々な割引キャンペーンを実施されていることも多いので、それをうまく活用するのも一つです。

どちらにしても多額の費用を支払うことになるため、講座以外の付加価値はどのようなものがあるのかも確認しておきたい事柄の一つです。
例えば、以下のような付加価値(サービス)を展開しているスクールがあります。

・日本語学校が併設されており、留学生との交流があり授業見学も可能。
それにより日本語教師像がイメージしやすく、留学生の理解度・つまづきやすいポイント等早期に体感できる。
また併設校であれば、講座修了後就職できる可能性もある。
・コロナ禍によりオンライン授業が定着しつつあるため、ITスキルに特化した授業がある。
・修了後も日本語教育にまつわるセミナーを実施している。
・教育訓練給付制度の対象講座であり、修了後最大10万円の支給がある。
・修了後もeラーニングが学習できたり、自習室が使える。

eラーニングと通学授業、どちらが良い?

今や多くのスクールがeラーニングを導入しています。
特にコロナ禍において、感染対策やテレワークによる時間の有効活用という観点からeラーニングのニーズが増えています
ですが、やはり通学授業の良さもあるのも事実です。ご自身の希望学習スタイルに合わせて選択すると良いでしょう。
参考までにeラーニングと通学授業のそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。

【eラーニング】
★メリット
・24時間いつでも学習ができるので、自分のライフスタイルに応じて学習ができる。
・予習・復習がいつでも可能。修了後もeラーニング動画を視聴できるスクールもある。
・学校に登校する必要がないため、通学の時間や交通費を有効活用できる。

★デメリット
・動画配信のため、一方通行で不明点が生じた際にその場で質問ができない。
・一人で受講するため集中力をもって受講するのが難しい。

【通学授業】
★メリット
・他の受講生と授業を受けるため、モチベーションも維持しやすく刺激的。
・その場ですぐに講師に質問ができる、他の受講生からの質問も理解に繋がる。
・録画された動画ではないため、最新の情報を入手しやすい。

★デメリット
・決まった日時に通学が必要なため、仕事や家庭との調整が必要。
・受講人数が多い場合、コロナの感染リスクが心配。

まとめ

ここまで、学校選びに参考になりそうな部分をまとめました。
他にも実技授業で見るべきポイント等もあるので、また別の記事でご紹介したいと思います。