日本語教師を「養成講座の420時間修了」で目指す方向けの「スクール比較」シリーズです。
今回は「千駄ヶ谷日本語教育研究所」。
スクールを調べていて「研究所」という名前が面白いなと感じています。
個人的には、これを書くまでは名前も知らない学校でした。
どんなスクールなのか、実際にみていきましょう。
千駄ヶ谷日本語教育研究所のここがオススメ!
- 設立40年以上の歴史あるスクール
- オリジナルテキスト
- 効率的な授業
千駄ヶ谷日本語教育研究所は、1975年に東京都渋谷区千駄ヶ谷で日本語学校として設立されました。
その翌年に日本語教師養成講座が開設。約40年以上の歴史あるスクールなんですね。
歴史のある学校のメリットは、信頼や実績ではないでしょうか。
長年続けられているからこそ、生徒にあったオリジナルテキストの作成や授業の効率化が実現できたのではないかなと感じます。
ただ少し残念なのは、校舎は高田馬場と横浜の2校のみという点。
近くで通えそう!という方は是非チェックしてみて下さいね。
コース内容や特徴
通学講座は全5コースでした。
参考として高田馬場校の費用を掲載しましたが、横浜校は料金が変わってきます。
詳しくは公式HPをご覧ください。
(1) 420時間総合課程 567,000円
(2) 理論コース 357,180円
(3) 総合実習コース 285,780円
(4) 実習実践短期コース 49,400円
(5) 入門コース 33,060円
他と比べると、420時間コースが若干高額かな?と感じました。
入門コースや短期の実習コースなど、単発で受けられるコースがあるのは魅力ですね。
千駄ヶ谷日本語教育研究所の口コミ
続いてはおすすめポイントを実際の声で見ていきましょう。
良い評判
外国人との言語交換交流をきっかけに日本語教師という仕事に興味を持ち始め、いつしか、これが私の目指すべき道だと強く感じるようになりました。
実際に受講し始めて感じたのは、千駄ヶ谷の先生方は、型にはまった教師を養成するのではなく、それぞれの個性を尊重し、それを活かしたオリジナリティ溢れる教師の養成に主眼を置いていることでした。だからこそ、先生方は実習で正解を教えてはくれません。そもそも、授業の仕方に唯一無二の正解などないのです。受講時は試行錯誤の繰り返しで大変でしたが、思えば、これが現場で使える実践力を鍛えてくれたのだと思います。
私の日本語教師としての原点は横浜校養成講座のクラスにあります。ここで多くのことを学びました。特に、和気あいあいの中にも真剣に取り組んだ実習の雰囲気は、そのまま私の今の授業スタイルになりました。そして、あれだけやったのだからという気持ちが、国や学生が変わっても私をのめり込ませてくれる原動力になっています。もう一つ忘れられないのは、素晴らしい先輩である、諸先生に出会い、また一緒に学んで卒業した教師仲間を得たことです。このネットワークは私の一生の財産になるでしょう。
こちらは公式HPの修了生の声を抜粋したものです。
たくさんの声が掲載されていましたが、実技や同期との信頼関係に対する高評価のコメントも多かったです。
イマイチ・悪い評判
スクール運営の方が、ぼんやりしたタイプの方たちが多かったです。穏やかで優しいのは良いですが、待ち時間が長かったり、質問に対して見当違いの回答だったり、ということが多かったように思います。歴史のある学校のようですから、教師だけではなく運営の方たちの研修等も必要ではないのかな、と思っていました。
ホームページに「オリジナルテキスト」ということが書いてあり、期待して受講していたのですが、若干時代遅れかなと感じる内容でした。長年同じものを使っているのかもしれませんが、もっと時代に合わせた方がよいと思います。
授業料を安くし教材費を値上げするなどして、内容を毎年見直していくなど何か対策を取って頂ければと思います。
まとめ
40年以上の歴史がある千駄ヶ谷日本語教育研究所でした。
口コミを見ても、勧誘や講師の質については特に心配なところはなさそうです。
あとは「テキストの内容」や「スタッフの質」でしょうか?
現在のスクールの様子が知りたいときは、まずは資料請求や説明会へ行くのが良さそうです。通える距離に学校がある方は一度お話を聞きに行かれると良いかもしれません。
場所的に私は通えそうにないので残念ですが、また色々調べてみたいと思います。