将来、日本語教師をしながら海外で自由に働きたい!
そんな想像をしていたのは学生のときだけで、現実はそう甘くはありませんでした。
「日本語教師の給料、低すぎるから」
「結局国内で日本人の講師育成にまわるだけだよー」
周囲の先輩日本語教師から聞こえる「日本語教師の待遇の低さ」に驚いたのを、今でもよく覚えています。
そこで私は結局、学生のうちに日本語教師になることは諦めました。
ですが現在、副業として日本語教師になるために日々情報収集していますよ。
今回は副業を始める前にしておきたいことをまとめてみました!
目次
副業を始める前に考えておくこと
副業で日本語教師になりたいと思っても、なかなか決心がつかなかったり不安も多いものですよね。
そこで、始める前に考えておくことがいくつかあります。
1.日本語教師 × ◯◯?働き方を決める
日本語教師を副業にするなら、どんな職業と組み合わせるのかも重要です。
今の仕事を継続しながら日本語教師をするのか、フリーランスになり別のスキルを身に付けながら日本語を教えていくのかなど選択肢は様々です。
また職種だけでなく、日本語教師の働き方を考えてみても良いでしょう。
例えば「出来るだけ自宅にいて教師をしたい」という方であればオンライン講師を選べますし、「生徒に直接教えたい」方は、非常勤で働いたり自宅を個人の日本語教室として開放する事もできます。
「どんなふうに日本語を教えることができればやりがいがあるか」を考えるのも働き方を決めるひとつの方法ですね。
2.いくら稼ぐ?目標金額を設定
副業で働くとなると気になるのが収入面。
日本語教師で稼ぎたい目標を設定してみましょう。
会社員を継続される方は収入は少なくても構わないですが、主な収入は日本語教師で稼ぎたいとなれば10万以上は稼げる働き方を選択しなくてはいけませんね。
主婦で生活費は夫の収入からという方も、自分で稼ぎたい額を設定しておくと副業を始めるモチベーションにもなるはずです。
3.いつから始める?期日を明確に
「1年以内に副業を始める」
「半年後に会社を辞めて日本語教師を始める」
このような期日を考えておくと、日本語教師を副業で始めるという目標が夢で終わらなくて済むはず。
特に、会社勤めで本業が忙しい方は資格取得の時間を取るのも難しいですよね。
でも自分で「いつまでにやる」と決めてしまえば、毎日少しずつ行動することができます。
副業を始める前にすること
自分の将来を見据えて考えておくこともたくさんありますが、副業のために実際にしておきたいことがあります。
今回は、出来るだけ長く副業を続けられるためにしておきたいことを3つご紹介しますね。
1.日本語教師の働き方を調査!
まずは、実際に副業するなら「どうやって働くことができるか」を定期的に調べておくことです。
というのも時代が変われば働き方が変わるのは、日本語教師の世界も同じだから。
昔は日本語学校での常勤・非常勤しか選択肢がありませんでしたが、今では「オンライン講師」「教材販売」「チャット学習」など自分で色んなサービスを提供できます。
無資格で外国人を教えることができる場合もあり、働き方は今後も変化してきますよね。
また、海外で働く場合は現地の教育・政治の状況をチェックすることが大切です。
せっかく日本語を教えたいと思っていても、国の教育方針が変わり、学校で日本語専攻が不可能になったとなれば働くこと自体ができなくなってしまいます。
2.教師としてのスキルアップ
これから日本語教師を目指す方なら、日本語教師養成講座420時間の受講・日本語教育能力検定試験の学習が必要になります。
また、いずれかを取得している場合も副業準備中に学びを深めておいても良いかもしれません。
会社で副業が禁止されている場合には、ボランティアに参加することで教える経験を積んでおくのも良いですね。
私自身も2年間、海外でボランティア経験を積みました。
副業を始める前に日本語教師として働く体験をするのは、将来を考える上でも役に経ちます。
3.貯金でリスクは最小限に
最後は、少し現実的なお話です。
日本語教師を副業で始めるには、やはり多少のリスクを伴うもの。
「実際に講師を始めてみたら、思っていたよりコマ数がなかった」
「フリーだとなかなか働き口がなく、収入が少ない」
万が一の状況に備え、多少の蓄えは準備しておきましょう。
目安としては半年以上生活できる蓄えがあること。
最初の頃は貯金を頼りに、徐々に収入を増やしていく工夫をしていきたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
日本語教師を副業で始めるにも、多少の準備が必要です。
将来どんなふうに働くかを事前にイメージしておくことで、安心して副業を始めることができるはず。
是非、参考にしてみてくださいね。